知的で地道な作業

建築家と家を建てるということは、「過去の自分と向き合い未来の自分に思いを馳せる」少しキザな表現ですが、とても知的で地道な作業で人生においてとても大事なことです。

 

限られた条件の中で家を建てる時、何に重きを置き何を割愛していくのか?家を通して、過去の自分を建築家と一緒に紐解いていき、そして将来のあるべき姿を一緒に想い描いていく。

 

建主にとって家へのイメージは、過去の経験から得た家への憧れだと思います。その憧れを建築家が一つ一つくみ取り、住まいとして成り立たせていきます。

 

もちろんこの作業は、その家で暮らす家族全員が行うべきことです。この作業をおこなわず、その時の想いや勢いだけで建てた住まいは、将来の家族に大きな負担となって返ってきます。

 

私自身もそうですが、自分の人生を振り返る機会って思うほど無く、今まで生きてきた様な気がしませんか?

 

家を建てることは、人生の中でも大きな出来事です。一度立ち止まり自分が歩んできた道を振り返ってみるのも良い機会だと思います。そしてこの機会が、今後の家族全員の人生に大きな満足感を与えてくれるはずです。

 

家を建てたいと思ったら、様々な選択肢がある中でやはり建築家との家創りを選択して欲しい!と思います。